レッツ&ゴー世代のミニ四駆活動記

30歳からミニ四駆を再開した1986年生まれです

MAシャーシ/MSシャーシ用のフロント提灯の作り方

f:id:beryu:20161225101709j:plain 最近MSフレキマシンを作ったんですが、そのマシンをフロント提灯化した過程を撮影しておいたので手順をご紹介します。
※ちなみにこのマシンは手前側がフロントで、フロントバンパーの位置がおかしいですが気にしないでください。

使用する部品

使用する工具

  • ニッパー
  • プラスドライバー
  • ヤスリ(紙やすりではなく、金属製の硬いもの)
  • 2mmドリル

1. 土台を作る

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MSシャーシ マルチブレーキセットの矢印部分だけを使って、フロント提灯の土台にします。

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この位置につけるんですが、そのままだと中央部分がシャーシと干渉してしまい、ネジ止めすることができません。
(写真はMSシャーシですが、MAシャーシでも同様の問題が起きます)

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そこで、干渉している箇所をヤスリで削り、隙間を大きくして干渉しないようにする必要があります。
1台目を作る時はニッパーで切って隙間を拡げていたんですが、切り口が少し割れてしまって後悔したので今回はヤスリで頑張りました。

2. 足を作る

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土台から伸ばす足の部分をこのフロントワイドステーで作ります。

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まず、半分に切ります。
ニッパーで切っても良さそうですが、刃が痛みそうなので私はヤスリで削って切断しました。

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次に、切断面の方の端っこに2mmドリルでネジ穴を開けます。
この時、切断した2枚のFRPで同じ位置に穴を開けるように気をつける必要があります。

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同じ位置に穴をあけるために、2枚重ねてネジを入れ、裏からナットで締めて固定するとズレなくてオススメです。

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穴を開け終わったら、切断面で怪我をしないようにヤスリで整えて足は出来上がりです。

3. 足と土台の接続部を作る

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6mmビス、スプリングワッシャー、アルミシャフトストッパーを用意します。

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「6mmビス→スプリングワッシャー→足用のFRP→アルミシャフトストッパー」という順番になるように重ねてネジ止めして接続部分は完成です。
(ビスが6mmである必要はないと思いますが、ビスが長すぎると後でこの接続部を挿し込むシャフトと干渉してしまうので適度に短いビスである必要があります)

4. 土台と足を結合

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土台に60mmシャフトを通して、そこに上記3.で作ったアルミシャフトストッパーの接続部を差し込みます。
そのままだとスルスルとシャフトが抜けてしまうので、FRPリアステーなどに付属している細いゴム管をシャフトの端に挿して固定しています。
この時、ゴム管をキツく内側に寄せすぎると摩擦で足が動かなくなってしまうので、アルミシャフトストッパーとゴム管は軽く触れる程度の緩さにしておいた方が良いと思います。

5. 足同士をつなぐプレートを作る

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FRPマルチ補強プレートで、土台から伸びた足同士をつなぐプレートを作ります。

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まず、新しいネジ穴を2mmドリルで2つ開けました。 (端から3つ目の穴 × 左右)

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その後、一番端にある穴の分だけカットしてヤスリがけしました。
(カットせずに使っても良いのですが、少し切ったほうがカッコイイので。。)
これで足同士をつなぐプレートは完成です。

6. 取り付け

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土台を適当なビスでシャーシに固定し、足に上記5.で作ったプレートを適当なビスとロックナットで固定して形は完成です!
ボディを固定する際は余った穴のどこかに適当な長めのビスを挿して、そのビスにボディをはめてゴム管等で固定してください。

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ちなみに上記5.で作ったプレートの一番端の穴はこんな風にマスダンパーを固定する用途で使います。
(前途したようにこのマシンはフロントバンパーがおかしな位置にあるので、更に短いFRPを繋いでマスダンパーを取り付ける位置をずらしてます。。)

7. 完成形

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現在のマシンの見た目はこんな形になっています。
結局フロントバンパーの位置は普通の位置に戻しました(汗)

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長いビスにFRPをはめるだけの構造のフロント提灯もシンプルで良いのですが、この構造のメリットは可動域がとても広くなる事だと思います。
可動域が狭い方が良い、という話も聞いたことがあるので一概に良い事とは言い切れないかもしれませんが、個人的には広いほうが上に跳ねる力を逃がしやすい気がしています。
あと、分かりやすいメリットは電池交換が劇的に楽なことですw

ただ可動域があまりに広すぎるため、フロントにバンパーのような引っかかるものが無い場合、走っている最中にボディが前にバターン!とひっくり返ることがあります。。
なので上の写真のように、ボディが前に倒れずにちゃんと垂直程度の角度で止まってくれる構造にはしておかないとまずそうです。

手探りで作った手順なので一部非効率な箇所が混じってるかもしれませんが、参考になれば幸いです!

19mmローラーの520ベアリングを交換

リアに19mm プラリング付ベアリングローラーを使ってるんですが、4つ持っているうちの2つが購入当初からどうも回りにくい気がしていました。
指で回してみてもゴリゴリする感触があるし、「低摩擦プラスチックローラーの方が回転効率良いのでは?」と疑ってしまうレベル。。

個体差が激しい商品なのかもしれませんが、毎度リングごと書い直すのは流石に勿体無いのでAOパーツの520ベアリングを買ってベアリング交換にチャレンジしてみることにしました。

初めてのベアリングチェンジャー

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ネジとギヤを組み合わせて工夫することでうまく外せる方法もあるみたいなんですが、精度を重視して520ベアリングチェンジャーを買いました。
これは520ベアリングを交換するための専用工具みたいで、世の中にはニッチな工具があるものですね。。

指で回して交換前後の比較

以前に比べればよく回るようになりました!

もっと回るようにする加工もある

YouTubeで探すと十数秒回り続けるベアリングローラーの動画もちらほらあって、それらのベアリングは「脱脂」という加工が施されているようです。
が、これは予め付いているグリス(ベアリングを保護する目的で付いている)を洗い落とす行為なので、素人が手を出すとパーツの寿命を縮めかねません。
私にはまだ早い気がしているので、しばらくはこの状態で続けようと思います。

フロント提灯マシンを新調しました

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手持ちのMAシャーシのネジ穴が割れてしまい、新しいマシンを新調せざるを得なくなったので思い切ってフロント提灯のマシンに仕上げてみました。
重量は電池込みで165g。

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リアはブレーキスポンジでマスダンパーをぶら下げるタイプ。

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裏側はビスが出っ張っている箇所にFRPのかけらを貼り付けてあって、コースを傷つけない仕様になっています。

フロント提灯の重り

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ボディの裏側に6x6x32mmのスクエアマスダンパーをネジ止めしてあって、そのネジがモーターを叩くようにしてあります。
MAシャーシのサイドマスダンパーセット に付属していたやつです。

今はこの写真くらい大きく開くようになっていて、電池が交換しやすくて快適なんですが「可動域が広すぎるのは良くない」みたいな話をどこかで見かけた気がするのでもう少し制限するかもしれません。

落下テスト

前後同時着地、フロント→リア着地は安定しているんですが、リア→フロント着地のときだけフロントが跳ねてしまいそうです。
前だけマスダンパーつけようかな。。