VZシャーシでサンダーショットMk.IIを組みました
近頃MSフレキのミニ四駆ばかり作っていたのですが、片軸マシン特有の細いシャーシのシルエットのカッコ良さに最近になって気付きました。
そんな折にタミヤさんからVZシャーシが発表・発売されたので、そのVZシャーシを使ってnewマシンを作ることにしたのでした。
製作風景
このマシンの特徴1
これは上記の動画でも紹介していますが、このマシンの一番の特徴は前後に分割されたボディです。
「ボディが大きいほうが見た目はカッコいい」「フロントヒクオはボディが小さい方が路面の動きに素早く反応してくれるので、制振性能が高い」という2つの要素を両立する方法として考えたのがこの形です。
サンダーショットMk.IIはMSシャーシ用のボディなので少し横幅が広いデザインなのですが、この構造にしたことでリヤウィングも左右独立した状態にカットして幅を狭くして装着することになり、副次的効果として「型軸マシン特有の細いシャーシのシルエット」が強調されるボディになったのも嬉しいポイントでした。
このマシンの特徴2
VZシャーシはバネを仕込んだりしなくてもシャーシ自体がしなやかに曲がる柔らかさが特徴のシャーシでもあります。
「シャーシが柔らかいのであれば、それ以外の箇所はカチカチに固くしても耐えられるマシンに仕上がるかもしれない」
「フロントステー/リヤステーが硬ければマシン全体の精度が上がり、ジャンプ姿勢もよくなるのでは?」
という推測のもと、以下の箇所をすべて3mm厚に加工して使用しています。
- フロントブレーキプレート
- VZシャーシをバンパーレス化して、代わりに取り付けるプレート
- カーボンマルチワイドリヤステー 1.5mm J-CUP2019を2枚貼り合わせて、左右を切り落として使用
- 裏面を斜めに削って、バンクに対してブレーキが当たる面積を増やす工夫もしています
- リヤブレーキプレート
- カーボンリヤブレーキステー (1.5mm/シルバー)を2枚貼り合わせて使用
- こちらもフロントブレーキプレートと同じ理由で裏面を斜めに削っています
- カーボンリヤブレーキステー (1.5mm/シルバー)を2枚貼り合わせて使用
- フロントステー
- カーボンリヤワイドステー 1.5mmを2枚貼り合わせて使用
- 安く入手出来るのが選んだ理由
- カーボンリヤワイドステー 1.5mmを2枚貼り合わせて使用
- リヤステー
- 13・19mm ローラー用 カーボンマルチ補強プレート (1.5mm)を2枚貼り合わせて使用
- 一つ購入すれば2枚入っているのでお得
- 13・19mm ローラー用 カーボンマルチ補強プレート (1.5mm)を2枚貼り合わせて使用
カーボンプレートを貼り合わせる作業は、2枚重ねてビス止めしてから隙間に瞬間接着剤を流し込む手順で行いました。
その際、クッキングシートを下に敷いて作業すると(=上記の写真の状態)デスクやカッティングマットに接着剤が張り付かず、クッキングシートとカーボンパーツも貼り付かなくてとても便利です。
このマシンの特徴3
(これは特徴というほどのことではないですが)タイヤがめちゃくちゃ綺麗に仕上がりました。
タイヤの直径は23.7mm。
いつもリューターにセットしたタイヤをヤスリで削る方法でペラタイヤを作っているんですが、タイヤ表面が荒れる事が多くて困っていました。
今回は試験的に周囲がビショビショになるくらい頻繁にヤスリを水で冷やしながら削ってみたところ、削っても全然表面が荒れない…!
これまで表面が荒れていたのは、ほぼ摩擦熱のせいだったようです。
実際の走りの感触は?
このマシン製作ではいくつも新しい挑戦をしているので、どんな走りをするのかがとても楽しみなマシンになったのですが、今はまだ東京都に緊急事態宣言が出ているので走らせることが出来ていません。。
「コロナ騒動が明けてからの楽しみが増えた」と考えて、おとなしく世間が落ち着くのを待ちます…!
3レーン用の新車にフェスタジョーヌを載せてみた
最近は5レーンよりも3レーンを走らせる機会が多く、5レーン用とは別のセッティングを気軽に試せるマシンが欲しくなってきていたので、思い切って新車を組み立てました。
一度FM-Aシャーシに手を伸ばしたりもしましたが上手にセッティングできなかったので、今回もMSフレキです😅
フロントバンパーには初めてATバンパーを採用
フロントバンパーには、↓の動画を参考にしながら初めて「ATバンパー」と呼ばれている仕組みを仕込みました。
2〜3度試走させた感じだと、壁に引っかかってもそれなりに復帰してくれることが多かったので効果はありそうです。
ボディはフェスタジョーヌ
ボディはフェスタジョーヌのクリアボディを黒く塗装して、赤いラインを入れました。
塗装したてのポリカボディはツヤがとても映えるのもあって、想像以上の仕上がりです…!
(どうせコースアウトを繰り返す中で傷だらけになるんですが。。)
ただ、ATバンパーやフロント提灯に乗せるにはこのボディは大きすぎたので、フロントをカットせざるを得ませんでした。
「フェスタジョーヌはフロント周りのゴツゴツ感が格好良さを大きく引き立てている」と思っているので、ゴツゴツ感がギリギリ残るように気を遣いましたが、やっぱり少しバランスは崩れちゃったなぁ。。
LEDも初装備
リアにはミライト 316というLEDを装着しました。
重量は増してしまいますが、「LEDを付けているレーサーはまだ少数派なのでレース中に自分のマシンを見失わずに済むメリットがとても大きい」と考えて付けました。
実際に走らせてみると、判別できるのはもちろんですが「自分のマシンが光っている」という事実にロマンを感じて気持ちよくなれましたw
しばらくはこのマシンをメインマシンにして活動するので、見かけたらぜひ仲良くしてください!
iPhone用ラップタイマーアプリをリリースしました
1年ちょっとの間、仕事の合間に少しずつ作り進めていたラップタイマーアプリをリリースしました!
AppStoreから、無料でご利用頂けます。
どんなアプリ?
コースを走るミニ四駆のラップタイムを計測するためのアプリです。
使い方
- iPhoneのカメラでコースのゴール地点を映す
- マシンを走らせ、カメラの前をマシンが通過するとラップタイムが記録される
- 走り終わったらボタンを押して、トータルタイムを計測する
- マシンがカメラの前を最初に通過した時点から最後に通過した時点までの時間が表示されます
実際にアプリを使用する様子
動画内ではiPhoneを手で持って計測していますが、三脚などを用意してiPhoneをコース脇に固定した上で使用すれば、より便利に使えます。
※ただし、コースの真上から映さないとマシンの一部がコースの壁に隠れてしまい、うまく検知されなくなる事がありますのでご注意ください。。
なぜ作ったのか
iPhone用のミニ四駆ラップタイマーアプリは他にも1つだけあるのですが、少なくともこの記事の執筆時点ではそのアプリがiOSの最新バージョンに対応しておらず、私のiPhoneでは起動しなくなってしまいました。
よくお邪魔させて頂いているミニ四駆サーキットにはラップタイマーが設置されていない事が多く、また例え自分でコースを持っていたとしてもタミヤさんが販売していたラップタイマーも現在はプレミア価格になっており、ミニ四駆の「各コースに合わせてセッティングを試行錯誤し、より速いタイムを叩き出す」という楽しさを得にくい状況になってしまっていると考えました。
そこで、まずは最低限ラップタイムを測れる機能を備えたiPhoneアプリを開発し、リリースしました。
今後の機能追加案
「最新のiPhoneでタイムを計測できない状況をなんとかしないといけない」という思いから、機能が足りないことは認識しつつも、まずは必要最低限の機能を開発し終えた状態でリリースしました。
ただ、本来はラップタイマーアプリには「計測」以外の機能も必要だと思っています。
例えば、ラップタイム保存機能はすぐにでも追加したいので、既に作り始めている所です。
将来的には、昔のバクシードのように「同じレイアウトのコースで計測したタイムをインターネット上で共有し、競い合える仕組み」も用意したいなぁと思っています。
ただ、ここまで来るとアプリだけでは完結しない規模になってくるので、この機能拡張にはもうしばらく時間がかかりそうです。。
ぜひご利用ください!
AppStoreで「ミニ四駆 ラップタイマー」と検索して頂ければ無料でご利用頂けます。
この記事をiPhoneで閲覧されている方は、以下のリンクから直接ダウンロード可能です!
謝辞
開発は以下の動体検知の有識者の皆様からノウハウを教わりながら行っています。
ご協力頂き、ありがとうございます🙇
※こちらの皆様はあくまでも技術協力者であり、もしアプリ内で至らない点があったとしてもそれは私のUX設計の責任です。
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また、開発中のアプリの実践・検証は以下のミニ四駆サーキットにお邪魔して行いました。
サーキットの皆様もMacBookを怪しげに見つめる私をその場から追い出すこと無く寛大な目で見守って頂き、大変助かりました。ありがとうございました🙇
forcelabo.com www.tamiya-plamodelfactory.co.jp
ヨドバシカメラ新宿西口本店ゲーム・ホビー館
http://www.yodobashi.com/ec/store/0011/