2017NewYear東京/ステーションチャレンジを終えての反省
しばらく記事を書いていなかった間に「1/29 ミニ四駆グランプリ2017 ニューイヤー 東京大会」と、フォースラボさんで行われた「5MAX GP 2 × ステチャン 合体記念大会」に出場していました。
(NewYearに出場したその日に記事を書かなかったのは、あまりにも振るわない戦績だったからです。。)
悪い結果が続いているのでこのままではまずいということで、一応それぞれの振り返りをしておこうと思います。
2017ニューイヤー東京大会
復帰後初めての公式大会となるニューイヤー東京大会には、初めて作ったMSフレキマシンで出場しました。
ギヤ比3.5:1、モーターはマッハダッシュ。
重量は124gくらいだったかな?
結構安定して走れている印象だったんですが、周囲のマシンに比べるとスピードがかなり遅く1次予選で敗退でした。。
ちなみに完走3位。
敗因
- モーターと電池が温まりきっていなかった(当日はかなり寒かった)
- 電池の充電状態が良くなかった/遠征で持ち歩く電池を家で充電していくときの良いセッティングを把握していない
- マッハダッシュモーターを使うにしては26.5mmのタイヤ径は大きすぎた
上記の3つが自分で分析した敗因でした。
その後DRiBAR池袋さんのサテライトレースにもお邪魔したんですが、その際スタッフの方から「フレキの可動部分の遊びが大きすぎて力が逃げている」とのアドバイスを頂きました。
初めてのMSフレキだったので良し悪しも判断出来ていなかったのですが、どうやら精度も良くなかったようです。。
そんなこんなで「まだ自分はMSフレキを作れるほどの経験値に達していないのかもしれない」と考え、再度MAシャーシに戻してみることに。
5MAX GP 2 × ステチャン 合体記念大会
そうして強化白MAシャーシで組み上げたこのマシンで、2017年2月にフォースラボさんで行われたステーションチャレンジに参加してきました。
ギヤ比3.5:1、モーターは反省を活かしてハイパーダッシュを選択。
MAシャーシに剛性抜きも兼ねた軽量化を施してあって、重量はボディ込みでも107gしかありません。 また、フロント提灯の足にフロントバンパーを取り付けることでジャンプ直後にスラスト角をキツくして、シャーシを床に無理やり押し付けるような力が働くのを狙って設計しました。
が、このマシンのジャンプ後の着地が入らないわ入らないわ…。
スラスト角によるシャーシを押しつける力は思ったほどかからなかったみたいで、結局後からマスダンパーを増やして対応してしまいました。
このマシンの良いところが死んでいくーーー
調整中は何度か完走していたんですが、本番では結局3度あったチャンス全てで完走すら出来ませんでした。
敗因
- ジャンプに合わせてスラスト角が変わる仕組みにそれほど効果がなかった
- MAの剛性が抜ききれておらず、ジャンプの着地でマシンが暴れてしまった
- 安定させるためにマスダンパーを増やしたので、加速性能が落ちた
レース本番では電池をフルパワーが出るコンディションにしないと勝てなさそうので、練習で百発百中で完走できる程度に安定させないと勝つ事は難しそうです。
次はどうするか
このままMAを安定させる方法を考えるか、改めてMSでフレキを作るべきなのか。。
個人的にはMAシャーシの「モーターやギヤの交換しやすさ」が大好きなのでMAを研究していきたいものの、MSフレキのしなやかなジャンプの放物線への憧れもなかなか断ち切れないのでまだ迷っています。
MAでフレキのようなしなやかさを得る方法が無いか考えるかなー。。
MAシャーシ/MSシャーシ用のフロント提灯の作り方
最近MSフレキマシンを作ったんですが、そのマシンをフロント提灯化した過程を撮影しておいたので手順をご紹介します。
※ちなみにこのマシンは手前側がフロントで、フロントバンパーの位置がおかしいですが気にしないでください。
使用する部品
- MSシャーシ マルチブレーキセット
- FRP フロントワイドステー (フルカウルミニ四駆タイプ)
- アルミシャフトストッパー
- FRPマルチ補強プレート
- ミニ四駆2mmロックナット
- スプリングワッシャー×2枚
- 6mmビス×2本
- 10mm前後のビス(適当で良い)×4本
- ボディを固定するための長めのビス(適当で良い)×2本
- 60mmシャフト ※私は適当な完成車に付属していたものを使いました
- FRPリアステーなどに付属している細いゴム管
使用する工具
- ニッパー
- プラスドライバー
- ヤスリ(紙やすりではなく、金属製の硬いもの)
- 2mmドリル
1. 土台を作る
MSシャーシ マルチブレーキセットの矢印部分だけを使って、フロント提灯の土台にします。
この位置につけるんですが、そのままだと中央部分がシャーシと干渉してしまい、ネジ止めすることができません。
(写真はMSシャーシですが、MAシャーシでも同様の問題が起きます)
そこで、干渉している箇所をヤスリで削り、隙間を大きくして干渉しないようにする必要があります。
1台目を作る時はニッパーで切って隙間を拡げていたんですが、切り口が少し割れてしまって後悔したので今回はヤスリで頑張りました。
2. 足を作る
土台から伸ばす足の部分をこのフロントワイドステーで作ります。
まず、半分に切ります。
ニッパーで切っても良さそうですが、刃が痛みそうなので私はヤスリで削って切断しました。
次に、切断面の方の端っこに2mmドリルでネジ穴を開けます。
この時、切断した2枚のFRPで同じ位置に穴を開けるように気をつける必要があります。
同じ位置に穴をあけるために、2枚重ねてネジを入れ、裏からナットで締めて固定するとズレなくてオススメです。
穴を開け終わったら、切断面で怪我をしないようにヤスリで整えて足は出来上がりです。
3. 足と土台の接続部を作る
6mmビス、スプリングワッシャー、アルミシャフトストッパーを用意します。
「6mmビス→スプリングワッシャー→足用のFRP→アルミシャフトストッパー」という順番になるように重ねてネジ止めして接続部分は完成です。
(ビスが6mmである必要はないと思いますが、ビスが長すぎると後でこの接続部を挿し込むシャフトと干渉してしまうので適度に短いビスである必要があります)
4. 土台と足を結合
土台に60mmシャフトを通して、そこに上記3.で作ったアルミシャフトストッパーの接続部を差し込みます。
そのままだとスルスルとシャフトが抜けてしまうので、FRPリアステーなどに付属している細いゴム管をシャフトの端に挿して固定しています。
この時、ゴム管をキツく内側に寄せすぎると摩擦で足が動かなくなってしまうので、アルミシャフトストッパーとゴム管は軽く触れる程度の緩さにしておいた方が良いと思います。
5. 足同士をつなぐプレートを作る
FRPマルチ補強プレートで、土台から伸びた足同士をつなぐプレートを作ります。
まず、新しいネジ穴を2mmドリルで2つ開けました。 (端から3つ目の穴 × 左右)
その後、一番端にある穴の分だけカットしてヤスリがけしました。
(カットせずに使っても良いのですが、少し切ったほうがカッコイイので。。)
これで足同士をつなぐプレートは完成です。
6. 取り付け
土台を適当なビスでシャーシに固定し、足に上記5.で作ったプレートを適当なビスとロックナットで固定して形は完成です!
ボディを固定する際は余った穴のどこかに適当な長めのビスを挿して、そのビスにボディをはめてゴム管等で固定してください。
ちなみに上記5.で作ったプレートの一番端の穴はこんな風にマスダンパーを固定する用途で使います。
(前途したようにこのマシンはフロントバンパーがおかしな位置にあるので、更に短いFRPを繋いでマスダンパーを取り付ける位置をずらしてます。。)
7. 完成形
現在のマシンの見た目はこんな形になっています。
結局フロントバンパーの位置は普通の位置に戻しました(汗)
長いビスにFRPをはめるだけの構造のフロント提灯もシンプルで良いのですが、この構造のメリットは可動域がとても広くなる事だと思います。
可動域が狭い方が良い、という話も聞いたことがあるので一概に良い事とは言い切れないかもしれませんが、個人的には広いほうが上に跳ねる力を逃がしやすい気がしています。
あと、分かりやすいメリットは電池交換が劇的に楽なことですw
ただ可動域があまりに広すぎるため、フロントにバンパーのような引っかかるものが無い場合、走っている最中にボディが前にバターン!とひっくり返ることがあります。。
なので上の写真のように、ボディが前に倒れずにちゃんと垂直程度の角度で止まってくれる構造にはしておかないとまずそうです。
手探りで作った手順なので一部非効率な箇所が混じってるかもしれませんが、参考になれば幸いです!
19mmローラーの520ベアリングを交換
リアに19mm プラリング付ベアリングローラーを使ってるんですが、4つ持っているうちの2つが購入当初からどうも回りにくい気がしていました。
指で回してみてもゴリゴリする感触があるし、「低摩擦プラスチックローラーの方が回転効率良いのでは?」と疑ってしまうレベル。。
個体差が激しい商品なのかもしれませんが、毎度リングごと書い直すのは流石に勿体無いのでAOパーツの520ベアリングを買ってベアリング交換にチャレンジしてみることにしました。
初めてのベアリングチェンジャー
ネジとギヤを組み合わせて工夫することでうまく外せる方法もあるみたいなんですが、精度を重視して520ベアリングチェンジャーを買いました。
これは520ベアリングを交換するための専用工具みたいで、世の中にはニッチな工具があるものですね。。
指で回して交換前後の比較
以前に比べればよく回るようになりました!
もっと回るようにする加工もある
YouTubeで探すと十数秒回り続けるベアリングローラーの動画もちらほらあって、それらのベアリングは「脱脂」という加工が施されているようです。
が、これは予め付いているグリス(ベアリングを保護する目的で付いている)を洗い落とす行為なので、素人が手を出すとパーツの寿命を縮めかねません。
私にはまだ早い気がしているので、しばらくはこの状態で続けようと思います。